時計魔術の使い手。時間を操作し、可能性を探り、運命を手繰る。
有り得ぬことを在り得た分岐点から持ち込み、失われたものや消えた記憶でも手に入れられる可能性がある。
事象改変に近く、確実性がなく失敗しやすいという要素を除けば、物事を思い通りにできる力に等しい。

鉄属性の魔法も扱える。マイナー中のマイナー、殆ど使える人物自体が存在しない代物。
錬金術の影響を大きく受けており、魔力を金属へと変換して弾丸に変え、銃を用いて攻撃する。攻め一辺倒の攻撃魔法。
彼の場合は時間魔術と組み合わせることで、撃った弾が当たるまでやり直す、などの強硬策が取れる。
とはいえ銃自体を生成するには結構なコストが掛かるため、
戦闘中に武器を奪われたり、周辺の魔力が安定しない環境だと再生成はかなり難しい。

ほか、親からひいた血により、身体強化の能力が使える。下半身強化すれば落下ダメージ無効化だし爆速で走れる。
ビル程度なら容易に屋上まで飛び乗れてしまうし、自動車より速く走れる。でも走行中上半身が物にぶつかると普通に死ぬ。

自身の持つ魔力量が極端であり、その点では兵器として相応の性能をもつ。
また、彼の扱う術は全部ドマイナーで、"魔法"を使えない侵略者達から数少ない生き残りとして追われている。
捕まれば一生研究対象の繁殖要員だから意地でも逃げてる。様々な他世界を放浪してるのもこのせい。

素性はある反理想郷で作られた人造兵器の血を引く人工生命体。
転用対策として短期耐用だった親以上の短命で、成人前に寿命で死ぬと診断されており、実際その頃に死亡している。
その際偶然親しくなっていた人外生命がもつ力により、死亡後は"それ"が成り代わる形で記憶を継ぎ生き続けた。
しかし、それも自我を得たことにより崩壊。最終的には残った魂の一欠片が、生まれたての自我と共存する形となった。