童話回廊 ENo.1604

代弁セリフ付き動物写真集「いきもののこころシリーズ⑬　ライチョウのライ」より、立山に住むしっかりもののライチョウであるライくん……の、人間に後付けされた心境描写の部分。別に写真に写る本当の鳥はそんなことまったく考えてないので人間的になっている。写真とは関係なく文章の部分だけを要素とするため、微妙に鳥要素が混じってるだけで全体的に普通の人間。羽根はあっても地面スレスレ数秒飛行くらいしかできない。残念。そんななので大空に憧れがあるらしい。性格はまともだが元が野生だからか割と無知。急に魔法少女とか言われても聞き返すしかない。好きな食べ物は鮭と蕎麦。

オリジナルの鳥とは別の1人兼1羽の渡会ライとしての自覚を持ち、受け入れている。勝手に代弁しておいてほっぽり出されたことに不満タラタラではあるが。自身の作者に当たる人物については、そもそもクレジットされていない為知る由がない。この代弁者の知識が中途半端だったせいで全然違う鳥の要素が混じっていることもあるとかないとか。

何か大きな秘密があるわけでも他とは違う特別な力があるわけでもないが、野生の性で今日も逞しく生きてます。