年齢：不明。声は青年のようだが、人類に対しては寛容とも諦観とも言える、老人のような見方をする。
性別：男として扱って良さそう。
体格：デカいが軽い。身長は200cmを超えるが、半ば浮いているような状態で、重さは10kgもない。

太陽のようなシルエットをした、六本腕の異形の男。
暗い場所を好み、明るい場所は「眩しくて目も開けていられないので」苦手だと言っているが、頭部には目鼻口のどのパーツも見当たらない。大体ジョークと受け取られる。
薄暗い環境でも「眩しい」と表現する彼にとって、「眩しくない」のは一切の光源のない環境のみ。
自分の手足すら見えないような異界であっても、どう言うわけか、彼の姿はある程度視認できる。

性格は良く言えば温和で寛容だが、悪く言えば諦観していて無関心。
例えば、人間の良い場所や悪い場所の話をした際には、
と、当の人間の前で平然と言うので、一周回って人の心がない。皮肉や嫌味でないのが余計にタチが悪い。
神経逆撫でして殴られても、「強い情熱をお持ちなのですね」と平気で口にする人外メンタル。
本人は「人間であることを理由に、特別に美化される必要も、烙印を押される必要もないと思っています」としつつも、
「しかし、人間にとっては、それは蔑ろにされているのと同義なのでしょう」とは認識しているので、基本的に無干渉。



余談。
名前を正しく発音しようとするなら、「シララヤ」が音として近い。
しかし北摩テクノポリスのアザーサイドでは、身分証を申請した際に「ヤ」を「ja」で表記したため、「シララジャ」と呼ばれることになった。
他者に対しては平等にドライなので、名前の間違いに気付いても「問題ありませんよ」で流している。

◆太陽に擬態する鳥
記号化された太陽のような頭部を持ち、本人も「太陽っぽい」と言われるのを否定しないが、実のところ太陽とはあんまり関係ない。
彼の本性を知っている者からは「鳥」として認識されており、本人もそれを肯定する。
完全な暗闇でのみ目を開く、太陽に似た鳥。

◇出没する場所
北摩テクノポリスのアザーサイドで、フィンの散歩に付き合っている。