福平 双汰
PROFILE
透明人間になれる一般男性。人付き合いないタイプの社畜。
でもそこにはいるので、接触判定はあるし、感知には引っかかるし、足音もする。
存在感消すのに慣れてるから透明でもそこまで困ったことない。たぶん。
どっちかというと気付かれずに肩ぶつかったりして痛いのが悲しい。
社畜すぎて趣味らしい趣味が持ててない。心が緩やかに死んでる。
最近は日中に会社の窓から外見てるだけで気分が落ち込む。
私服が全然なさすぎて自宅で昔の制服とか着てる。服を買いに行く体力がない。
ものすごく偶に青い火の塊が出てきて、髪の毛ちょっと焼かれる。ちりちり。
秘匿
二輪草:「友情」「協力」「ずっと離れない」 死を与える。 そうはいえど、与えられるのなら、方法も色々と知っている。 今までに二回黄泉を渡った。 大金持ちの夫婦のもとに生まれた一卵性双生児、の片割れ。今は誰もいない。 今までに何人殺したと思ってる?
恩恵
とはいっても、在り来りな生命における"死"かというとそうとは限らない。
分けて貸し与えられただけで、扱いがうまくないからそうだと限れていない。
だから単にネガティブな気持ちでの希死念慮からくる"死"かもしれないし、
ちょっとした冗談や言葉遊びとして飛び交う"死"でしかないかもしれないし、
何もかもが破滅に導かれて、壊れきった末にある終わりの"死"かもしれない。
どう転ぶかは、受ける側がどんなに望むか、使う側がどれだけ願うかで変わる。
そして、本来扱うべきでないものを手にしているからこその末路として、
この力を使うにはそれなりに、そこそこに似たような代償を受ける。
死を与える時、同じく死ぬかもしれない。どうなるかなんて分からない。
だから万能ではないし、無敵ではないし、便利でもないし、易々と扱えない。と、能力
何かを壊すことに長けている。それは単純明快で典型的なシリアルキラー。
サイコパスかソシオパスか、卵と鶏のどちらが先かなんて関係ない。
そうすることに慣れきって、抵抗や葛藤というものが元々なかっただけ。
犯罪はある種、それが罪だと認識できる頭があるから成立するもの。
ただ生きているだけのなんてことない命なら、躊躇わずに壊すだろう。
あなたがそれを望むのだとしたら。
命の在り方
一度目は生まれる前、二度目は幼児時代。
最初は繋がっていた片割れが魂を差し出し、次は番人が約束をした。
「お主の魂を半分ここで貰おう。もう一度死んだら、その時は残りも私のもの」
「そうなったら、お前は永遠に私の玩具となる。それまで、ずっと見ておるぞ」
欠けた器は正しい生き物ではなく、時折幽霊になれる状態となってしまった。
半分生きていて、半分死んでいる。この名前は、双子の兄「輪汰」からつけられた。
弟が生まれると同時に兄が死んでいたことを、弟は死産という事実でしか知らない。破壊と想像
残された桁外れの現金を可能な限り全て手にしたのは一人息子で、その後に失踪した。
金の実と成る木がそっくりそのまま引き抜かれ、更地だけを残して消え失せた。
資産には全くといっていいほど手をつけられていない。
細々とそこそこ過酷な環境下で働いて手に入った金だけが消費されている。
手に入れただけで使い道なんて知らない。壊しただけでそれ以外は分からない。
想像した未来は真っ白で、空欄ばかりの空間に種があっても、時間は進まなかった。終点
あれは門の鬼であり、人の毒であり、死の神だった。
ケタケタと笑いながら、神は死というものを教え、握らせた。
勝手に増えて、勝手に作られ、勝手に此方へ寄ってくる。
与え方と伝え方と作り方を学んだ頃、練習台は幾つも残っていた。
「さあさ、壊し、潰し、貶し、殺し、犯し尽くそう!」
「世を呪い、善を呪い、夢を呪い、己を呪い、命を呪おう!」
「千秋万歳、一切合切、全てが等しく辿り着く」
「それが滅びというものだろう、坊や?」
名もなきもの。それは強大な悪魔であり、誰かの追憶が掠れた果てに造られた。***
これまで幾つ壊したと思ってるんだ?
見つからない訳があるものか。ただ、その事実を殺しているだけだ。
「忘れたとでも、坊や? 私がどういうものなのか」
「悪魔は契約と対価を求めるものだろう?」
🎶
影響を受けた曲メモ open↑↓key
鬼ごっこ - https://youtu.be/IF8iv3TmB3I
Heaven and Hell - https://youtu.be/cGSNaQ8EoS0
シャーデンフロイデ - https://youtu.be/LGG1YTt2xXY
死体愛好症 - https://youtu.be/sYqOI2RnfGI
虐 - https://youtu.be/CeWHvGA1_Iw