津口 蒼虎
PROFILE
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本職装飾職人のバーテンダー。虎の血をひく半人外（獣人）
表面的にはメチャクチャ元気、テンションが高くガキっぽいチャラ男パリピ。
多少成熟した実年齢とは裏腹に、すぐ軽々しい言動に走るし突拍子もない行動をしがち。
本能に忠実で直情的。とはいえ、それでいて心底では冷血漢な面もあり、何を切り捨てるかという選択は潔い。
自分が必要だと思えば囲い、自分が不要だと思えば放る、良くも悪くも無責任かつ放任主義な我欲主義者。
人生の中で幾度の失敗と無力を経験し、"全てに失敗した自分"の記憶をも引き継いだ影響から、本質的には悲観的で臆病。
親友との遺伝子を掛け合わせ、人工的に造った子供がいる。血は継いでるから実質実子だと思ってる。
子供を造る際に因子がある程度欠け、その影響で黒髪が白髪へと色を失った。
長命ゆえに外見は成長した子供と同年代ぐらい。並んでると親子というよりは仲のいい男子高校生。
❖ 能力
異常な程の脚部強化の能力をもつ。
厳密に言うと強化ではなく変異であり、衝撃が上半身に届くどころか着地時点で打ち消される。
そのため高所からの着地もノーダメージで即座に爆速で走り回れる強靭な肉体と化す。
無論この脚で加減なしに蹴りでも入れようものなら、それはまあ結構な威力の兵器なのだが、上半身は普通なので走行中そっちに何かぶつかると死ぬ。
獣だからって五感が鋭くなったりはしない。
普段から鋭い反応を返すことが時折あるが、これは単純に勘と幸運で起きてる偶然。
別に頭が良い方じゃないし、浅慮で直感頼りの生き方をしているから、ゴリ押しで突っ切れない罠や策略には引っかかる。
でもなんかとんでもない魔力量を持ってるから魔法はあまり効かない……
しかし！ 本人自体は魔法をめちゃくちゃ適当に撃つのでバカの運用をして燃費最悪の爆発を起こしたりする。
❖ 素性
ある反理想郷で人為的に卵子から造られた、対怪物を目的とする人造兵器。
型番「1390149-Y」研究所NO.139のY区画で造られた149体目
転用対策で短期運用として製造されており、人間と比べるとごく短い寿命で勝手に死ぬように設計されていた。
使い潰すために怪物化の抑制薬もオーバードーズ同然の服用をしないと効かないようになっており、劇薬とも呼べるそれは殊更寿命を削り取った。
現在はその体質が改善され、運良くも人並みの人生を得られるに至ったが、代償に国家そのものとは敵対し、つい最近まで長年に渡る争いを過ごした。
❖ 継承
知人友人含め全員全滅した自身の記憶を継承している。
罅が入ったラピスラズリのペンダントと、入っていないものの二つを持っている。
入っていない方は自作、入った方は"全てに失敗した記憶"と共に流れ着いた。
流れ着いた品は、親友との誓いを破り、共に死亡したために罅が入ったのだと推測されている。
