フィルマン
PROFILE
それは嫉妬であり、欲望であり、怨恨でもある。
"ロコ"と呼称するそれは、人間でありながら人間ではない。
極度の愉快犯。混沌悪に属し、不老の恩恵を得てしまったシリアルキラー。
魔女の母と侯爵の父を持ち、双方から厳しい教育を受けて育った。
非常に好奇心旺盛で、兎角「自分の関心が向くか」だけで判断するほか、関心さえ向けば善悪問わず実行に移す。
彼にとって気が向くならば如何なる行為でも実行するため、社会的判断や倫理の有無は彼の意思決定において通用しない。
前述の恩恵へ伴う代償により、日中と夜間で外見が異なる事が多い。
基本的に日中は10代半ばの少年だが、夜間は20代後半の青年になる。外見だけで精神・記憶はそのまま。
多少は制御できるが、反動が大きくあまりやろうとはしない。特に本人も不便ではなく、便利とも感じている。
また、魔女の血を直接継いでいる点から、剣弓に限らず魔法も使える。色々と小器用だが、逆に長けた点が無いともいえる。
主に呪術黒魔術、上流階級や音楽絵画に造詣が深く、悪魔との契約も母の知識で得た。当の悪魔には契約後すぐ逃げられた。
不老の恩恵さえあれば他はどうでもよかったらしく、悪魔や呪法全般には「嫌な記憶がある」という認識しかない。無関心。
殺すことしか能が無いように見えて、出自相応の言動も取れたりと言動が安定せず、口調もブレが大きい。
無辜の民を縊り殺してしまう日もあれば、ともすれば悪人を手に掛ける事もあり、彼には彼自身の価値観しか在らず。
しかし衝動的な行動はその実少なく、専ら計画的に動いている。単に理論が破綻しているだけの話なのであって。
❖ 過去と素性
元々は近代ヨーロッパに生まれた貴族の嫡子。
過酷な教育を受けた幼少期を無かったことにするため、「悪魔と契約した」ことで過去を消し、不老の恩恵を得た。
「ロコ」という名前は「コーロ」という単語からとった偽名で、悪魔に与えられたもの。
本来は「フィルマン・シプリアン・フィリベール・ロジェ」という名をもつフランス人。
過去に存在した魔女の「血を直接ひいている」ため、血縁の薄まった現代ではごく僅かな、生粋の正真正銘たる魔法使い。
決して万能ではないけれど、現在ほど不便でもない。長い詠唱も、高価な触媒も要らず、必要なのは己の身一つ。
彼にとって術に得手不得手というものはなく、魔素を手繰り、望めば従い、求めれば叶うのが魔法であった。
悪魔と関わり契約する以前の当時は、誰に対しても敵意を向ける傾向が強かった。
『普通』に対する執着が人一倍強いが、元来サイコパスであった彼はソシオパスと異なり、天性の歪みを手放せなかった。
怖れ知らずの彼は傲慢にも殺す側で在り続けている。彼にとって死は恐怖ではなく、苦痛もまたそれらへと繋がらない。
彼が畏怖するのは、誰からも自分を見て貰えなくなる時のことだけ。
❖ 親友の存在
「エルヴィス」と名乗る軍人の青年と、幼少期からずっと親友/幼馴染の関係にあった。
表向き、荒廃した世に絶望し(実際はフィルマンの為に)万能の力を得る為、対価に封じられた親友を想い続けている。
彼が死なないのは友の為であり、その友は今や不老不死同然の概念体であるため、このまま共に永く生き続けると決めた。
全く同じ姿をとり、契約と不幸を齎す「それ」のことを憎んでいるが、友の肉体をそのまま使われている以上手出しができない、
"ロコ"と呼称するそれは、人間でありながら人間ではない。
極度の愉快犯。混沌悪に属し、不老の恩恵を得てしまったシリアルキラー。
魔女の母と侯爵の父を持ち、双方から厳しい教育を受けて育った。
非常に好奇心旺盛で、兎角「自分の関心が向くか」だけで判断するほか、関心さえ向けば善悪問わず実行に移す。
彼にとって気が向くならば如何なる行為でも実行するため、社会的判断や倫理の有無は彼の意思決定において通用しない。
前述の恩恵へ伴う代償により、日中と夜間で外見が異なる事が多い。
基本的に日中は10代半ばの少年だが、夜間は20代後半の青年になる。外見だけで精神・記憶はそのまま。
多少は制御できるが、反動が大きくあまりやろうとはしない。特に本人も不便ではなく、便利とも感じている。
また、魔女の血を直接継いでいる点から、剣弓に限らず魔法も使える。色々と小器用だが、逆に長けた点が無いともいえる。
主に呪術黒魔術、上流階級や音楽絵画に造詣が深く、悪魔との契約も母の知識で得た。当の悪魔には契約後すぐ逃げられた。
不老の恩恵さえあれば他はどうでもよかったらしく、悪魔や呪法全般には「嫌な記憶がある」という認識しかない。無関心。
殺すことしか能が無いように見えて、出自相応の言動も取れたりと言動が安定せず、口調もブレが大きい。
無辜の民を縊り殺してしまう日もあれば、ともすれば悪人を手に掛ける事もあり、彼には彼自身の価値観しか在らず。
しかし衝動的な行動はその実少なく、専ら計画的に動いている。単に理論が破綻しているだけの話なのであって。
❖ 過去と素性
元々は近代ヨーロッパに生まれた貴族の嫡子。
過酷な教育を受けた幼少期を無かったことにするため、「悪魔と契約した」ことで過去を消し、不老の恩恵を得た。
「ロコ」という名前は「コーロ」という単語からとった偽名で、悪魔に与えられたもの。
本来は「フィルマン・シプリアン・フィリベール・ロジェ」という名をもつフランス人。
過去に存在した魔女の「血を直接ひいている」ため、血縁の薄まった現代ではごく僅かな、生粋の正真正銘たる魔法使い。
決して万能ではないけれど、現在ほど不便でもない。長い詠唱も、高価な触媒も要らず、必要なのは己の身一つ。
彼にとって術に得手不得手というものはなく、魔素を手繰り、望めば従い、求めれば叶うのが魔法であった。
悪魔と関わり契約する以前の当時は、誰に対しても敵意を向ける傾向が強かった。
『普通』に対する執着が人一倍強いが、元来サイコパスであった彼はソシオパスと異なり、天性の歪みを手放せなかった。
怖れ知らずの彼は傲慢にも殺す側で在り続けている。彼にとって死は恐怖ではなく、苦痛もまたそれらへと繋がらない。
彼が畏怖するのは、誰からも自分を見て貰えなくなる時のことだけ。
❖ 親友の存在
「エルヴィス」と名乗る軍人の青年と、幼少期からずっと親友/幼馴染の関係にあった。
表向き、荒廃した世に絶望し(実際はフィルマンの為に)万能の力を得る為、対価に封じられた親友を想い続けている。
彼が死なないのは友の為であり、その友は今や不老不死同然の概念体であるため、このまま共に永く生き続けると決めた。
全く同じ姿をとり、契約と不幸を齎す「それ」のことを憎んでいるが、友の肉体をそのまま使われている以上手出しができない、