メルム

PROFILE

溶けるように、刺すように。


The enemy of first encounter(第一に敵対するもの)
呼称:メルム・イーデ=ウェルサス

遭遇した相手の反応を、「その種族が行うコミュニケーション」とみなして模倣する性質を持つ。

フィンには抱きしめられたので、身体接触をコミュニケーション手段とみなし、
ある世界の人類種(研究員)からは、捕縛と解剖と解析を受けたので、種が絶滅するまで解体し尽くしたことを交流と称する。
以上の性質から、地球人類とは関係ないところで知的生命体を度々絶滅に追い込んでいる前科あり。

絶滅に追い込まれた知的生命体は、
「アレは断じて知性体などではない。気まぐれに周辺の生命を虐殺するだけの、邪悪で敵対的な猛獣だ。
 我々は知性ある存在として、また世界の秩序を守る者として、アレを完全に根絶しなければならなかった」
……と、資料に遺した。

初遭遇時の外観(基準となる外観)が生物らしくなく、人類と対峙した場合には非生物、あるいは非友好生物と判断されやすいところに、
上記の性質が悪い意味でガッチリはまり、知的生命体に対しては非常に敵対的な反応を見せやすい。

淡々と無反応のまま、自分を「調査」する様子を観察して、おもむろに相手の種族が絶滅するまで「交流」を始める。
総じて、好かれるための最低限の努力、と言うものが致命的に欠けており、
生物なら当然持っている防衛本能だとか、知的好奇心だとか、相手によって対応を変える意義だとかをまるで理解していない。

(人類が思いやりや親切さを尊重するのは、最終的には自分たちの種を繁栄させる為であり、侵略者をもてなす為ではない。
 まずは会話や共同生活を通じて理解を深め、利害を確認し、その上で友好関係が構築できるかを判断するのが人類の「交流」だが、その認識がない)


◆フェルム

「君たちのこと、教えて欲しいな!」


フィンと一緒にいる時に、彼女の「だいたい人畜無害」を模倣している無害モード。
呼称にフィンっぽい音を混ぜて、「フェルム・リィーデンルサス」と名乗る。

「メルム」が持っていた性質が無害な範疇に収まった結果、言動が非常にポンコツ。
良くも悪くも、子供向けアニメの法則に囚われたようなムーブをする。
・目元を隠すマスクを付けるだけで正体を見抜けなくなる
・潜入調査に対するセキュリティ意識がガバガバ
・口から出まかせを言われたら、調べもせずに鵜呑みにする
……などなど、ギャグ時空のような節穴っぷりを発揮し、悪巧みは何一つとして成功しない。

このポンコツ具合は、人類に対する解像度が低すぎるのが原因。言ってしまえば、初代ファミコンくらいの解像度でしか人類を見ていない。

例えば16ビットドット絵のマリオとルイージは、ドットの色が違うくらいの差しかないが、
それによって「これは色が違うので別のキャラである」と表現している。

また同じくドラクエは、NPCのドット絵が同じようなキャラがいても、色や喋り方や配置場所の違いによって
「これは王様である」「これは村の僧侶である」「これは別の村にいるので別人である」と区別できるようになっている。

それらと同じレベルで「少女Aと魔法少女Aは、色や口調が違うので、別人だと思う」程度の認知をしているので、
変装や演技で簡単に騙される。全身が丸見えでも、猫耳つけてにゃーと言うだけで「なんだ猫か」になるくらいに認知が雑。


◇出没する場所
フラウィウスの観客席でワイワイしたり、街をぶらぶらしたりする。

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Author:ぼーろ