突如として西暦2021年12月26日に令和の𝐈𝐧𝐭𝐞𝐫𝐧𝐞𝐭の電脳世界に呼び出されてしまったラスヴェート。
転移時に持っていた紙には主人である”セレナイト家の一人娘”からの伝言があった＿＿

『ラスヴェートへ。
突然こんな世界に飛ばしてごめんなさい。 これには理由があります。
最近、ニンゲンが悪魔やエルフ、獣人やはてには友好的種族である
私達吸血鬼など異種族を排除しようとする動きが
強まっているそうです。戦争の影響でしょうか。
…ここまでで察せると思いますが
直に私達も危うい立場に置かれると想定されます。
そこで、この家の従者の中で高い戦闘力を持つとされる
エコロケ族の貴方達に研修に行ってもらうことにしました。
副執事長の貴方以外にも執事長トーチカや前執事長ネーヴェなどを貴方と
同じように異世界へ研修しに行ってもらっています。
私の身の危険は大丈夫なのかってなるでしょうが、
ここでの時間経過は私達の世界では反映されず、問題はありません。
また、東洋の孤島、日本に住んでいる怪奇龍家一族から
結界を貼るための血を送って貰っています
なので大丈夫だと思うので、この地でたくさんの経験を積んで帰ってきてください。
ラミアー・セレナイトより』

こんな無茶ぶり今まであっただろうか？とラスは感じた。