ID:snmyatoの記録

ほしを俯瞰する神座にて

「きみはどうする? まあ、もう答えは決まってそうだけど」

「ぼくかい? ぼくは……」

「…………うん。眠ろうかな。ちょっと疲れちゃった」

「今ならきみ以外、誰もいないしさ。ぼく自身が繋がりを絶つだけで済む」

「ぼくがいなくても、世界は廻る。――きみがいればより、永く。だから、」

「総てをきみに委ねよう。この惑星せかいを見守るも、見捨てるも。きみの覚悟と判断の下に」



「あるいは、そう。いずれ生まれ来る、彼ら/彼女らに――」



 挙げられた最後の選択肢は、まだ届かない・・・・
何度も繰り返される滅び。それに一度でも抗うことが出来ていない人々の手には余る。

けれど。生と死の流転の中で、彼ら/彼女らが可能性を掴み取ったならば。
その時は――